海外販路開拓では、なぜ、待ちの姿勢でなく、攻めの姿勢が必要なのか?

海外販路開拓では、なぜ、待ちの姿勢でなく、攻めの姿勢が必要なのか?

コロナが始まる前の2019年に宮崎の米農家の梅村和夫さん(仮名)が、海外輸出を検討していました。有機栽培のお米を栽培していて、評判も高く、海外からの問合せも来てきて、たまたまフランスから注文が来て、14tの出荷が決まりました。

その成功に気を良くして、自分の米なら海外からのオファーを待っていれば海外輸出が出来ると確信しました。

その成功を見て、別の農家が海外進出に取り組みました。

翌年、そうなると海外の取引先が、ライバルに流れしまい、取引は半分の5tになりました。

その次の年には、梅村さんの海外の取引先がすべてライバルに流れてしまい、取引はなくなりました。

なぜこんなことになったのでしょうか?

梅村さんが海外からのオファーを待っている間、ライバルの農家は、梅村さんと異なり、後発なので、海外の展示会やバイヤーに直接連絡をして、
専門家と手を組んで積極的に世界の情報を集め、海外商社を増やして行きました。
さらに、国内の海外向けの助成金情報も手に入れて、海外輸出される米に助成金補助がついて価格的にも取引が有利になりました。

攻めの姿勢のライバル農家には、東欧のチェコのバイヤーからおにぎり屋がブームになっている情報が入り、480tの契約が決まりました。
後発のライバル農家は、積極的に海外販路を開拓して、梅村農家の売上を50倍の売上を上げていたのでした。

一体どうすればいいのか?

こうした梅村さんのような農家はたくさんいます。良いものを作っているから待っていれば
海外からのオファーが来る。たまたま、海外からのオファーで取引があるので、わざわざリスクを取って海外に出向く必要がないと思ってしましました。
いつのまにか海外の取引がなくなり、海外に期待してのに全く海外取引が出来ない状態になりました。

当社では、海外に進出したい農家さんの海外販路開拓構築のご支援をしています。

海外に1歩踏み出すためのシナリオテーマを設計するご支援をしています。

海外との取引をこちらから仕掛けていくのは、お金も時間も勇気も必要です。
しかし、こちらから海外に1歩踏み出さないと海外の取引はできません。

弊社の最初の取引先である中国の取引も、雲南省の山奥の奥地まで出かけて行って初めて相手との信頼関係が出来ました。
実際に、海外の現場まで出向いていかないと信頼関係を築けないし、取引も継続しません。

海外に進出するシナリオテーマの設計を構築して、日本から海外に1歩踏み出して頂くご支援です。

私が、中国企業とビジネスを始めた頃、取引のある中国企業が日本のTVで取り上げていた番組に興味を持ちました。
北海道の漁師がi-padで釣りたての魚を動画で撮影してネット販売していた番組でした。
この番組の漁師にすぐに連絡を取り詳細を聞きました。この漁師さんのやっていることをマネして
日本で動画配信して中国に越境ECで販売する仕組みを考えたました。

それが、現在中国のtiktokでも有名なライブコマースの始まりでした。
ちなみに、このライブコマースビジネスは、半年で年商150億まで成長しました。

このように海外に出ると新しいシナリオのテーマが見つかります、そのチャンスをつかみ取り、海外販路開拓をする醍醐味があります。
海外に1歩踏み出すことは、言葉も違い、文化も違い、習慣も違う、全くわからないことだらけで勇気がいります。
だから、海外に1歩踏み出さない方が多いのです。

しかし、海外に1歩踏み出すことで多くのチャンスが生まれるのです。
是非、海外に1歩踏み出していただき、海外の販路開拓をしていただけたら幸いです。

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